泣く事も出来ないまま。
歩む先に
出会う者
笑う事も出来ないまま
続く道に
起こる事
空に伸ばした手は空を切り
地を行く足は行き場を無くす
居場所はどこへ
奇麗事はいらない。
声は凍り付き
春が来るのをただ待っている
螺旋は永遠に廻る。
同じ場所で同じ事を
繰り返す。
漆黒の世界で
ベールの向こう側が
羨ましい
呼吸する事さえ困難な時
空気はどこにあるのか
窒息する空間
自分の死に顔を
想像した
頭の中は真っ白に
フリーズする。
自分の生き様を
想像した
空っぽな
自分がそこにいる
それでも、
朝はきっと来るよ。
―――いつか
願うなら
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