2019年 6月のアーカイブ

― 男の子:線画 ―

落書き:アナログ 画材:鉛筆 自動色付け 画材:鉛筆 自動色付け <<過去投稿    絵  

― 落書き2 ―

お絵かき掲示板で描いたもの 一部、とある物語をイメージして描いたような気がするけれどもすっかり忘れた。 <<落書き1    絵    落書き3>>

― 落書き1 ―

お絵かき掲示板で描いたもの たぶん、お絵かきさんに100のお題で描いたものだったかも <<天使    絵    落書き2>>

― 堕天使 ―

堕天使 アナログ:色鉛筆塗り <<天使たち    絵    天使>>

― メモリードール :目次: ―

ー 忘れて ー 響く声は誰? 自分の事は何一つ忘れてしまった。 本当は何かを知っていたはずなのに。 気が付くと、記憶のすべてを失っていた少女。 青年に助けられた少女は自分の中に響く声に導かれる。   メモリードール   : プロローグ      : ~ロスト...

― エピローグ ―

 私たちが歩くには遠すぎた道を  貴方は見つけて  私たちが求めるには遠すぎた手を  貴方は掴んで  私たちの希望  私たちの願い  ――幸せに―― <<前へ   

― ドールメモリー<飛び立つ私>4 ―

文字数:1170文字    残像  車はかなり走った。  日が暮れる頃に走り出した車は、朝になる頃やっと止まった。 「この辺りまでくればいいか」  人気の無い川の傍。  独り言のように呟き、リィーグルは車から降りた。  私も同じように車から降りる。  水辺に近づいて、...

― ドールメモリー<飛び立つ私>3 ―

文字数:1406文字    最後  終始無言の車の中で私はウトウトとしていた。  館の事は全て夢で、私はただのディメルで……  そんな風に思いたかった。 《ドール》  優しく呼ぶ声。  あれは夢じゃなく、現実。  きっと、イファの事も。  リィーグルと一緒に暮らした家に...

― ドールメモリー<飛び立つ私>2 ―

文字数:1158文字    逃亡 「おい、起きろ!!ディメル!!」  目の前にいたのはリィーグル。  なんで? 「ボーっとするな、逃げるぞ」  グイッと引かれた手は温かかった。 「ど、どうしてですか?」  私は立ち止まる。リィーグルが助けるのは私じゃない。 「んな事...

― ドールメモリー<飛び立つ私>1 ―

文字数:1294文字    記憶  何もかもが混乱している。 《ドール》  そう呼ばれた事を覚えている。  では、イファは誰?  お父様と呼んだ人は?  あれは―科学者達。  闇の中の手の先の人。  あの人達に感じた違和感は、こーいう事だったんだ。 「……こ………だ?」...

― ドールメモリー<飛び立つ私>0 ―

   デスメモリー  あなただけは―  全ての糸を断ち切って  その中に希望があるから  きっと、振り返らずに。  私の代わりに・・・・。 <<前へ       次へ>>  ご意見箱 

― マイメモリー<記憶の中の私>5 ―

   メモリー  あなただけは自由に。  何もかもを壊し去って。  全てを取り戻して。  もう、振り返れない。  自由だった頃の私・・・。 <<前へ       次へ>>

― マイメモリー<記憶の中の私>4 ―

文字数:14498文字    真実 《ドール……》   それは、私を呼んでいるのだと解った。  優しい声で、いつも呼んでくれた。 《ドール》  呟くように、囁くように…… 「だ…れ?」  驚きに固まっていた私はようやく声を振り絞って聞いてみる。 《私は……あなた》 ...

― マイメモリー<記憶の中の私>3 ―

文字数:943文字    施錠  その日から、部屋に鍵がかけられた。  部屋から出れるのは、お勉強の時と食事の時。  なぜ?ナゼナゼ?  アレは見てはいけないモノだった?  アレは聞いてはいけないコトだった?  ……。  大人しくしてればいい。  何処かでシグナルが鳴る。...

― マイメモリー<記憶の中の私>2 ―

文字数:1178文字    霧中  1週間ほど経っただろうか?  毎日が淡々と過ぎてゆく。  する事は一つ。お勉強だけ。  家庭教師が本を片手にやって来ていろいろ教えてくれる。  部屋にあるのもお勉強の本。  ……つまらない。  外に出てはいけない。  言葉づかいは丁寧に。...

― マイメモリー<記憶の中の私>1 ―

文字数:1432文字    洋館  そこはひどく古ぼけていた。  ギシッと軋む階段。  年季の入った床。  微かなしみのある壁。  ギロリと睨んでいそうな肖像画。  何もかもが初めてだった。 「こちらがサファ様のお部屋です」  無機質な声が響いた。 「あ。ありがとうござ...

― マイメモリー<記憶の中の私>0 ―

   マインドメモリー  あなただけは自由に。  なにもかもを捨て去って。  全てを知ることなく。  飛び立って  籠の中の私から・・・。 <<前へ       次へ>>

― ライメモリー<偽りの私>5 ―

   メモリー  あなただけは幸せに。  何もかもが嘘だとしても  その中に心が見えるなら  きっと、あのころに戻れる。  幸福な頃の私に・・・・。 <<前へ       次へ>>

― ライメモリー<偽りの私>4 ―

文字数:1040文字    虚偽 「うわ~きれい」  見上げれば紺色の闇。  無数の光の粒。  そして、まあるい月。  何処までが地上で何処からが空だろう?  地平線は遠く、闇色に染まっている。  森が開けたところに小さな草原。  私はそこにぺたんと座り込む。  リィーグル...

― ライメモリー<偽りの私>3 ―

文字数:1927文字    月夜 「さてと、荷物を降ろさなきゃな」  その声にはっと目が覚めた。  びくりと体が浮き上がる。 「なんだ?寝てたのか?」  リィーグルが驚いたように聞く。  どうやら起きていると思っていたらしい。 「え・・・あ。はい」 「目を開けながら寝...

― ライメモリー<偽りの私>2 ―

文字数:776文字    決別  話はいつの間にか終わっていた。  そして、それぞれ席を立ち店を出る。 「じゃあ。サファ」  そう言ったのはリィーグル。 「えっ?」  私には何がなんだか分からなかった。 「ええ、それでは・・・」  それに答えるイファ・・・。  もっと...

― ライメモリー<偽りの私>1 ―

文字数:1296文字    知人 「さてと、帰るか」  買い物が終わり、リィーグルが車へと向かう。  私はリィグルの腕をぎゅっと掴んだ。 「なんだ?」 「あ・・・。えっと、なんでもない」  ぱっと手を放して照れ笑い。  本当は・・・。  荷物を乗せ、リィーグルは運転席へ...

― ライメモリー<偽りの私>0 ―

   セカンドメモリー  あなただけは幸せに。  何もかもが偽りだとしても  その中に安らぎが見えるなら  きっと、あのころに戻れるから。  幸せな頃の私に・・・・。 <<前へ       次へ>>

― ロストメモリー<失われた私>5 ―

   メモリー  あなただけは忘れて。  何もかもを夢にして。  全てを知らなかったことに。  そう、あの頃の私に戻って。  幸せだった頃の私に・・・。 <<前へ       次へ>>

― ロストメモリー<失われた私>4 ―

文字数:852文字    贈物  リィーグルはいそいそと買い物を済ませて行く。  私はその後を見失わないようについて行った。 「えーと、他に買う物はあったっけ?」  一人リィーグルはつぶやいていた。  メモを見ながら、きょろきょろとあたりを見回している。  と、急に私の頭に...

― ロストメモリー<失われた私>3 ―

文字数:1171文字    夢現  次の日、私は森の中にいた。  リィーグルが私を見つけた場所。  それは、リィーグルの家からさほど離れた場所ではなかった。 「ちょうど散歩をしてるときに見つけたんだ」  そう言いながら、リィーグルは木の根元を指さす。 「そこに、白いシーツ...

― ロストメモリー<失われた私>2 ―

文字数:1632文字    喪失  目が覚めてもそこはやっぱり同じ部屋の中。  わざわざ違う点をあげるとするなら朝になったこと。  だから、部屋の中は明るくなっている。  えーと。  何で、このシーツ泥だらけなんだろう?  コンコンッ。 「?」 「入っていいか」  昨日の...

― ロストメモリー<失われた私>1 ―

文字数:1689文字    忘却  声が聞こえる。  誰の声?  耳は音を捉えているのに、 瞼 ( まぶた ) はあがろうともしない。  声は次第に大きくなっているのに、唇は開こうともしない。  その声に返事を返さなきゃ・・・  頭の中でそう考えてはいるけど、思いは全く別の方...

― ロストメモリー<失われた私>0 ―

   ファーストメモリー  あなただけは忘れて。  なにもかもを白紙にして。  全てをなかったことに。  そう、あの頃の私に戻って。  なにも知らなかった私に・・・。 <<前へ       次へ>>

― プロローグ ―

 そこにいたのは一体の人形。  私によく似た。  それは私の定められた道筋。  だから、なにもかも忘れてしまいたかった。  でも、それは許されない。  全て私の責任。  私がいたことが全ての始まりなのだ。       次へ>>