― 想いの向こう側 ―
通じ合えたらいいね。 窓を通す光のように すっと真っ直ぐ飛び込むよう。 伝え合えたらいいね。 水に輝く光のように キラキラ色が見えるよう。 想い合えたらいいね。 木々に煌めく光のように 優しく軽やかな気持ちになるよう。 <<回帰 悲しみ ...
通じ合えたらいいね。 窓を通す光のように すっと真っ直ぐ飛び込むよう。 伝え合えたらいいね。 水に輝く光のように キラキラ色が見えるよう。 想い合えたらいいね。 木々に煌めく光のように 優しく軽やかな気持ちになるよう。 <<回帰 悲しみ ...
帰る場所は いつも暗く その空間で待っている。 私を待ちわびているかのように 帰る場所は いつも静かに その時間に待っている。 私を包んでくれるかのように 帰る場所は いつも冷たく その約束を果たしてくれる。 私をそっとして置いてくれるように <<...
歩む向こうに何が見える? 時の果て 煌めく未来が見えるのでしょう。 道の先に何が見える? 夢の果て 輝く自分が見えるのでしょう。 闇の遠くに何が見える? 人の果て 盲目の私には何も見えない。 << 不 忘 ( 忘れない 悲しみ 回帰>>
忘れないよ。 忘れられない。 たった一輪 道端に咲く。 忘れないよ。 忘れられない。 たった一羽 空に舞う。 忘れないよ。 忘れられない。 たった一つ 水に浮かぶ。 誰も見ない つまらないものでも 私にはそれがとても愛しいもの。 忘れないよ。 ...
どこへ行きましょうか。 掌にガラスの欠片握って 空の彼方へ逝きましょうか。 どこへ行きましょうか。 ポケットにビー玉一つ転がして 海の彼方へ逝きましょうか。 どこへ行きましょうか。 何一つ持たないまま 時の彼方へ逝きましょうか。 <<初めから ...
初めから― 諦めればよかったのか。 問うても、答えなど見つからぬ。 初めから― 逃げ出せば良かったのか。 聞いても、答えなど返ってこぬ。 初めから― 止めておけば良かったのか。 探しても、答えなど落ちていぬ。 初めは何を思ったのか。 期待に胸躍らせてはいなか...
作:ミラク ::詩 :: 悲しみの向こう側 ほの暗い詩 小さな時間の切り取り 誰にも向けられない言葉 一夜目 : 初めから : 彼方へ・・・ : 不 忘 ( 忘れない : 旅路の果て : 回帰 : 想いの向こう側 : 切ないから ...
闇のゆりかごゆらゆらと 誰も愛さぬ子を揺らす 闇はゆらゆら誘って 眠りの世界へ 落ちてゆく 闇のゆりかご ゆらゆらと 何も知らぬ子を揺らす 闇はゆらゆら惑わせて 向こうの世界へ 連れていく 闇のゆりかごゆらゆらと どこへも行かぬ子を揺らす 闇はゆらゆ...
― SEVEN ― 最終夜~闇に漂う空間~ :小説: 星達の集う時間7 星達の集う時間8 声の協力者様 冠瀬 貴夜役 桐村 翼様 冠崎 透役 内緒 鬼炎役 泉水様 FAREWELLSONG 氷霊役 みみ様 闘華役 ...
― SEVEN ― 第五夜~全てはもう聖なる定め~ :小説: 星達の集う時間56 星達の集う時間7 声の協力者様 冠崎 透役 内緒 貴夜役 桐村 翼様 占い師&死神役 美林 由様 効果音提供 WEB WAVE LIB ~音と声のOn...
― SEVEN ― 第四夜~全てはすでに縁という意図~ :小説: 星達の集う時間5 声の協力者様 冠崎 透役 内緒 貴夜役 桐村 翼様 氷霊役 みみ様 リース役 逢坂 くれは様 闘華役 神崎 トウカ様 お手...
― SEVEN ― 第三夜~全ては心の赴く先~ :小説: 星達の集う時間4 星達の集う時間5 声の協力者様 冠崎 透役 内緒 航役 來夢 のら様 貴夜役 桐村 翼様 氷霊役 みみ様 鬼炎役 泉...
― SEVEN ― 第二夜~全てはまだ眠りの中~ :小説: 星達の集う時間3 星達の集う時間4 声の協力者様 冠崎 透役 内緒 貴夜役 桐村 翼様 氷霊役 みみ様 死神役 美林 由様 お手伝い様 ...
― SEVEN ― 第一夜~遠い光の日々~ :小説: 星達の集う時間1 星達の集う時間2 星達の集う時間3 声の協力者様 冠崎 透役 内緒 闘華役 神崎 トウカ様 鬼炎役 泉水様 氷霊役 みみ様 ...
文字数:2038文字 「あ。違うのこの人達は助けてくれて」 私は今までのいきさつを説明する。 「とりあえず、図書館に戻ろうか。古文書も置いたままだし」 シェフィアは未だに彼女たちを睨んでる。 彼女たちもシェフィアのことを睨んでるようだ。 「古文書?何の?」 歩き出...
文字数:2027文字 「晴れてるな~今日もいい天気になりそう」 何処までも青い空を見上げて私は思ったままを口にする。 窓からは小鳥のさえずりが聞こえてくる。 「・・・。嫌な天気だ」 後ろからボソリっと言った声が聞こえた。 「何か言った?」 私は振り返りシェフ...
文字数:1217文字 【その手に触れた時】 いつもいつも。 お腹は空いてた。 抱きしめてくれる手はいつも硬くごつごつとしていた。 それだけでお腹はいっぱいにならなくても ココは守ってくれる場所だと思っていた。 「ママ?どうしたの?」 揺すっても揺すって...
文字数:874文字 思い出す。 優しい時間。 いつか見た夢。 今は無い― その場所で。 「あー」 伸ばされた小さな手と純粋無垢なその笑顔。 僕はそっとその頬に触れる。 「透君。すこし貴夜ちゃんを見ててね」 そう言ってパパとママが出掛けて行くのはいつもの事。 ...
文字数:2018文字 【崩壊】 ヤミモヒカリモオナジモノ ナノニマッタクチガウモノ 光が世界に解き放たれた。 闇が世界を覆い尽くした。 その瞬間に私達は生まれた。 崩壊のエネルギーを糧にして たった一つの意思の元。 理解したのは 『科学者が一人消...
文字数:1611文字 私はグレスの為に力を使った。 隣国が攻め込まないよう、この国を守れるよう― だけど、国は破れ隣国に滅ぼされた。 気がつくとグレスは隣国の官僚としてそこにいた。 グレスの力を買われての事だと彼は笑っていた。 「心配する事はない」と。 だけど、私...
文字数:1728文字 【崩壊】 ツミハドウツグナウノダロウ ネェ。トウカ?ドウオモウ? 何が起こったのか。 唐突の事に理解など出来るはずが無いのに 頭のどこかで判っていた。 『彼が命を絶った事 世界が崩壊した事 そして、生き残ったのは―』 大地が...
文字数:862文字 【終末】 予想しうえた事だった。 人々が異形のヒレイに憎悪を抱く事は。 イアスも同じように見られる事は。 最悪の事態が起こる事も。 ただ、あの時と同じように何も出来はしない― イアスは生き返った。 それを見た人々は恐怖と驚愕に満ちた...
文字数:1765文字 【崩壊】 イキルトハナンダロウ ネェ。ヒレイ?ドウオモウ? 世界の崩壊を知っていた。 ただ、知っていた。 予想は出来ても それを止める術は知らず ただ、あの人が望むならと 『あの人が死んだ。 世界は星達の手に。 そして、ヒ...
文字数:1936文字 【崩壊】 ジカンノハテハドンナダロウ ネェ。キエン?ドウオモウ? 世界の崩壊を見ていた。 ただ見ていた。 どうすることも出来ずに 見ている事しか出来ずに 突然の出来事に あいつが死ぬ様を見ているしか出来なかった― 『あいつが...
【終末・闇】~闇に漂う空間~ 星……。 満天の……。 綺麗。 何処からか声がした。 『これで、良かったと?』 ああ、死神だ。 『未来は何時だって、神の予測可能域だろう?』 『予測はたった一人の想いで変わる。 それに、望んだのは、こんな事ではない』 ...
文字数:1268文字 【運命・縁】 ~全てはすでに縁という意図~2 「そうだったね」 思い出し、笑顔がこぼれる。 「人が不死を得て300年待った。あと少しの時間ぐらい待てるよ」 「300年か。永かった?」 「ううん。そんなこともない。私達の時間はもっと永いから」 ...
文字数:1375文字 【運命・縁】 ~全てはすでに縁という意図~1 呼び出しをくらって、ろくな目にあったことは無い。 コンコン。 「失礼します」 と言って入った先に見たのは、キスシーン。 「失礼しました」 何事もなかったかのように、その部屋を後にしようとした...
文字数:1723文字 【運命・心】 ~全てはこの心の赴く先~2 「とーおるぅ」 遊戯室に入るなり後ろから、がばりっと氷霊が覆い被さってきた。 「難しい顔して何やってんの?」 机の上に置かれたノートを覗き込む。 「別に」 「う~?何これ??」 氷霊は何がなんだか...
文字数:1642文字 【運命・心】 ~全てはこの心の赴く先 消したと思った部屋の明かりがついていた。 「……死神、来るのなら前もって知らせて欲しいな」 人のベットでくつろぐ、少女に僕は言い放つ。 「ふふっ。不機嫌だね。『定め』が始まったから?」 子悪魔の笑みで...
文字数:1531文字 【運命・睡】 ~全てはまだ眠りの中~2 マニキュアの香りが鼻につく。 「……。用件が無いなら失礼します」 「待ってよ。本当にせっかちねぇ」 「貴女の様な暇は無いですから」 僕は静かに微笑んで答えた。 ふぅーと爪を吹いて、マニキュアを片付け...
文字数:1150文字 【運命・睡】 ~全てはまだ眠りの中~1 「すまない……」 パパが僕の頭を撫でて言った。 「ごめんなさい。透」 ママが泣きながら僕を抱きしめる。 その手が離れる瞬間まで覚えているのに。 『どうして―』 「……と…る。透ってば!」 気...