文字数:255文字
2【赤い実とカエル】
夢を見た。家の前だった。
妹達と赤い実を潰して遊んでいた。
木苺だったのかもしれない。
潰れたそれで、ケーキを作る遊びをしていた。
そこに父が来た。
田んぼの中で何かが跳ねた。
よくみると、大きなカエルだった。
「なぁーんだ」
私たちはそう言って、また遊びだした。
父はなぜか、そのカエルを捕まえて「殺さなければ」といった。
害はないカエルなのに変な事を言う……と思った。
気持ち悪くて、皆が「嫌だ」と父から離れた。
カエルは再び田んぼの中に戻された。
それを見ながら、潰れた赤い実を見て……内臓みたいだと思った。
その辺りで目が覚めた。
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