世界の一つエディア(時界 )
エディアを守護する天使はサラ(時人 )
ただ広いだけの砂の空間で、サラと光と砂以外は存在しない。
ここでの魂には記憶も意思もなく、光の状態で存在する。
魂は再び形を持つために、白い砂に変わる。
稀に黒や赤というような色が混ざった砂がある。
その場合、サラが再び魂をラスディア へと戻す。
さらに、魂が意思や記憶を持ったまままエディア に紛れてしまった場合も、サラが元の世界へと戻す。
それ以外は落ちてくる砂を眺める以外、風景が変わることがない。
白い砂は天 から落ちて、地の深くで再びクリスディア かリドゥア へと流されて行く。
ルクと呼ばれる巨大な砂時計が空間の中央にあり、サラはその砂時計の傍にいる。
世界の一つラスディア(廻界 )
ラスディアを守護する天使はハテア(魂仕 )
花の空間で、大半が薔薇の花で埋め尽くされている。白い花になると砂になり崩れエディア 》へと落ちていく。
ラスディアに来るのは形を失った魂であり、再び形を得るために眠る場所がラスディア である。
形を持つものは入る事すら出来ないが、形を置いて魂だけでやってくる者はいる。その場合は、ハテアがクリスディア に送り返す。
花は散ることなく、色だけを変えて咲き誇るので、飽きることがない。
ラスディアの花は魂の寝床なので、花を摘むと魂の居場所がなくなり、魂が砕ける。
魂が砕けると、存在が消滅する。ハテアは花摘みが紛れ込まないようにラスディアを見回っている。
世界の一つリドゥア(夢珠界 )
リドゥアを守護する天使はリム(夢護 )
透明な珠が浮かぶ空間。珠の一つ一つが『クリスディア の住人の夢』で、カデルと呼ばれる。
クリスディアの住人は『珠の主(あるじ)』と呼ばれる。クリスディアで主が死ぬと、珠も消えてなくなる。
珠の中の住人はシェイと呼ばれ、珠の中でのみ形を得る事が出来る魂である。
珠の外に出るとラスディア へと送られるが、稀にクリスディアへと向かうシェイもいる。
珠の外は闇が広がる空間である。リムは珠に異常がないかを日々確認している。
広大ではあるが、空間の果てはある。
世界の一つクリスディア(聖珠界 )
クリスディアを守護する天使はセイン(現観 )
クローディアで一番賑やかな空間。音と色と香りに満ち、魂が形を持つ世界。
惑星に生命があふれて、多様な種族が暮らしている。様々な要因が絡まり合い、言語や文化が常に変化していく。
セインは、他の命と同じように惑星に住む。セインの住む星も寿命が付き消滅する。
その場合、セインは次の星の誕生まで仮住まいの星に移る。基本的に、住む星の位置はほぼ変わらない。
他の天使たちのように空間の見回りなどはしない。住まう星で、全てを見通している。
他の天使たちも全てを見通す事は出来るが、暇なので見回りをしている。
クリスディアは情報が多く、見回りをする方が疲れるので定位置での守護となっている。
問題がある場合だけ星を移動する。
セインの消滅後はヒメが守護する。
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