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― 種族 肉体編2 ―

2022/05/12

血人ちびと :吸血鬼バンネラ
人の姿に近いが、牙を持ち耳が尖っていることもある。
血を吸って生きるが、殺すことはない。人族が一番手軽に血を得る事が出来るが、他の種族の血を求めることもある。
時には同族の血を求めるものもいる。人族の中でも、血人に変わるものがいるが、病気である場合が大半である。
人族の場合は適切な治療で治る事もあるが、理解がないので迫害されて血人の集落に紛れるものの方が多い。
欲する血の量は個体差があり、ひと月で一口で済むものもいれば、毎日のものもいる。
血が足りない場合は他の血人から血を貰うこともある。
寿命は、400~600年ほどだが、血のコントロールが出来るまでは百年ほどかかる。
コウモリにはならない。


喰人くらい :人食鬼バリグル
人の姿に近いが、牙と鋭い爪を持っている。普段は牙と爪は隠している。
人族を食うのは一番弱くて喰いやすいからで、他の種族を食うこともある。
同族食いはしないが、テリトリーを侵すものには容赦はしない。
それぞれの個体がテリトリーを持ち、その範囲内で喰っている。
協力することは少ないが、強いものが数人の部下を従えて狩り形式で喰う事を楽しむことはある。
命は30年ほどだが、稀に50年ほど生きる個体もいる。
寿命が短いのは他の種族に殺されるためであり、肉体としては人族と変わらないとされている。




混種まざり :混合種ハール
複数の種族の血が混ざったもの。
人族はほぼ全ての種と交わる事が出来る。竜人族と鳥人族は近いので、交わる事が可能。
巨人族と小人族は不可能である。
その他の種の交配は、稀である。人族とのハーフは人の血が強く、一部混ざった血の影響がある。
人族とのハーフ同士の交配は可能だが、それ以外の種族のハーフの交配はケースバイケースで予測が出来ない。
人族の世界で暮らすことが多いが、大抵の場合、混種は迫害の対象である。



宿人やどり  :寄生鬼パラシス
人型の種に宿り、共に生きる奇形種。
アメーバのようなものや虫のようなもの、身体の一部を模したものまで様々な形をしている。
言語は理解するが、群れる事はなく分裂で種を増やす。
時には宿主の能力を著しく上げる個体もいる。それらは時の権力者が欲する『奇跡の遺物』となる事もある。
宿主の死と共に死ぬ穏やかな個体が多い。
稀に宿主を殺し次々と新しい宿主を求める個体もいるが、それらはある時点で駆逐される。これらの個体が宿人やどりの存在を他の種族に知らしめた。
言語が理解できるので、大半は宿主の共感力を高める事が多い。
害はないので基本的に宿人やどりの存在は凶暴な個体以外は注目されない。また、他の動植物に寄生するのかも謎である。


雫人しずく :水魔ウォピタ
水中に住む液体の生命体。 形は固定されておらず、他の種からみるとただの『水』である。
上手く様々なものに化ける事が出来るため、他の種族には見つけられない。
稀に幼少期の雫人が化ける事に失敗して見つかる事があるが、捕獲が難しく何であるかは不明なままである。
精霊に近いように見えるが、水として触れる事が出来き、肉体である水が蒸発すると死を迎えるので『肉体がある』と思われる。
寿命や文化形態、性別や交配など全てが謎である。






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